朝6時に目が覚めた。 不安がよぎる。 風が無い。 朝凪? 昨晩散々吹き荒れていた風がすっかり止んでいる。 波…。 果たして今日。 ここで波乗りは出来るだろうか。 冷静を装いながらテントをたたむものの。 焦ってうまく行かない。 そんな時に追い打ちをかけるように。 ハコブンダーパンク…。 そうこうしている内にKENGO君は出発。 何とか荷物をまとめ。 YAHEI君に、また!と言って出発。 立神P。 そこには九州サーフィン発祥の地と書かれていた。 ドキドキしながら海を見に行く。 海に近付くと。 波の音が聞こえて来た。 昔。 まだ波情報などなかった頃。 新聞の天気図とNHKの天気予報~明日の風と波~が頼りだった。 とは言え。 あまり理解もしていなく。 とりあえず行って見よう! と、海へ向かうのだ。 まだ日も昇らない内に海に着き。 真っ暗な松林を歩いて海へ向かう。 海が近付くに連れ。 ドドドド~ッ♪と波の音が聞こえて来た瞬間。 おっ♪ と、きびすを返し。 全力疾走で車に戻り。 着替えを済ませ海へ行く。 ビーチで明るくなるのをじっと待ち。 東の空がほんのりと明るくなり。 うっすらと見え出した波にパドルアウトした。 そんな昔の事を思い出しながら。 海を見ると。 波がある! 一人のサーファーさんがすでに海に入っている。 少し大人になったからか。 小走りで自転車のもとへ戻り。 すぐさま着替えた。 立神岩に一礼し。 いただきます♪と。 海にいたサーファーさんに。 おじゃまします♪ 笑顔が帰ってきた。 そして一本目の波。 あっ♪と思った。 立神Pの波は北海道のあるPの波に似ていた。 唐津で乗らせて頂いた波で北海道を思い出した。 なんだか不思議な気分になった。 ビーチ・河口・玉石・リーフ・コーラルリーフ。 すね~頭オーバーまで。 この旅に出て。 たくさんの波に乗らせて頂いた。 旅で出会った人達と同じように。 すべての波が思い出と共に体に刻まれているのだろうか。 ごちそうさまでした! と、海から上がると。 一人のサーファーさんが声をかけて下さった。 ロングボードのYAMAGUCHIプロ♪ メローな雰囲気のとても気さくな方だった。 *声をかけて下さりありがとうございました! そして。 ワン!と。 立神Pの番犬だろうか。 あぁお前か。 …。 えっ!誰だっけ? とでも思っていたのだろうか?(笑) *立神Pの皆さん!楽しい波乗りをさせていただきありがとうございました! 出発直後。 車で追いかけて来て下さったSさん♪ ニコニコと笑顔の絶えない方だった。 *応援して下さりありがとうございました! そして夕方。 ある島に渡ろうと。 長い橋を渡っていると。 自分を抜き去り際に。 ベンツのオープンカーのジェントルマンが…。 『やっと見つけた!!』と。 えっ?えっ!なに?えっ? いったい…どなた…。 と、当然そうなる。 『あっちで待ってる!』と、おっしゃったかどうかは定かではないが。 その方は。 びゅぅ~ん!と 橋を渡った先のパーキングで。 手をこまねいて待っている。 ペコリと頭を下げ『こんにちは』と。 すると。 『ずっとブログ見てるよ!今朝からずっと探してたんだ(笑)』とNさん。 今はやっていないそうだが。 九州のサーフィン創成期に波乗りをしていたと言う。 そんなNさんが。 チャリとハコブンダーを見ながら。 『俺もまたサーフィンしようかな~(笑)』と。 静かに微笑んでいたのがとても印象的だった。 *驚きましたがお会い出来てよかったです!差し入れたくさんありがとうございました! そういえば。 橋を渡った先は長崎県だった。 旅もいよいよ…だ。 なので。。 旅の最後の悪あがきをしようと思う。 ~自転車日本一周波乗旅的西方島波見聞録~ 長っ(笑) でも、なんだか。 すごくワクワクする♪ 色んな島に渡って。 もしかしたら。 そこにある"かも"知れない波や。 島に住んでいる"かも"知れないサーファーさんとの出会いを。 求め、探して見ようと。 このまま鹿児島まで行って。 さらっと沖縄にゴールでは… ね♪(笑) まぁ。 一カ所も見つから無いとは思いますが(笑) 取り戻したハングリー精神と探求心全開で♪ でも、それはまだ。 ちょっと先のお話し♪ ではまた!