サーファー会話基礎編

サーファーの会話は分からない人からすると意味不明・・でもこれからサーフィンを始めようと思っている皆さん!!いい機会だからちょっと勉強してみましょう!!

サーフィン用語を覚えよう!

突然ですが、皆さんこの下のサーファーの会話を理解できますか?

(・o・)『昨日どうだった?』
(^。^)『昨日は腰腹セット胸くらいでオフショア面ツルで特にグーフィーが良かったよ☆彡』

・・・どうでしょうか?理解できました??
サーフィン用語がわからない人からしたら、まったくもって意味不明な会話ですがサーファーからすれば日常的な会話です。
これからサーフィンを始めよう!又は始めたばかり!というサーファーさん!
(*_*)『やばい!!まったくわからない!!』と焦る必要はありません。

まずはサーフィン用語を知らない方にもわかるように翻訳してみましょう!

(・o・)『昨日のサーフィンをしている時の海や波の状況はどうでしたか?』
(^。^)『昨日の海や波の状況ですが、波の大きさは海面に人が立ったと想定して腰からお腹位の高さの波が押し寄せていて、時折押し寄せてくる平均的な波より大きい波は、海面に人が立ったと想定して胸位の高さの波でした。風向きは岸から海に向かって吹く風で波の傾斜部分は岸から海に向かって吹く風の影響でとてもなめらかでサーフィンをするのにとても適していました。特に岸からみて左から右へ向かって崩れて行く波の状態が良かったです☆彡』

となります。
翻訳した会話を見てみるとある程度その時の状況を理解していただく事が出来たのではないでしょうか?

サーフィンには全く興味が無い方には無縁の言葉や表現ばかりですが、少なからずこのページにたどり付いているあなたはサーフィンに興味があるはず!!せっかくの機会ですので一緒に勉強していきましょう!

サーファー会話~基礎編~

それではテキストを見ながらサーファー会話の基礎の基礎から勉強していきましょう!

まずは下の写真の二人の会話を読んでみましょう!

  1. 『今日はオフショアでいい波だね』
  2. 『サイズは腰~腹くらいかな?』
  3. 『あそこのレギュラーが良さそうだね!』
  4. 『これから’あげ’だからもっと良くなるかもね』

 

その①『今日はオフショアでいい波だね』

ではまず①の『今日はオフショアでいい波だね』から行ってみたいと思います!
このなかに含まれているサーファー言葉(サーフィン用語)はオフショアです!

オフショアとは?

オフショアとは岸から海に向かって吹く風の事です。

逆に海から岸に向かって吹く風をオンショアといいます!

サーフィンは当然ですが波に乗って遊ぶスポーツです。その波はとても風の影響を受けやすく、風向きひとつでコンディションが大きく変わります。
一般的にオフショア(岸から海に向かって吹く風)はコンディションが整い、綺麗な波になります。ただ、オフショアが吹き続けると波の大きさはどんどん小さくなってしまいます。
逆にオンショア(海から岸に向かって吹く風)はコンディションが乱れぐちゃぐちゃとした波になってしまいます。ですが吹き続けると波の大きさはどんどん大きくなります。

なので、オンショアで波が大きくなり風向きがオフショアに変わり綺麗な波になった時サーファーはワクワクしてしまってしまって仕事も手に付かなくなります。

サーファーの部下をお持ちの管理職の皆さんや旦那様や彼氏さんがサーファーだという方は、彼らの落ち着きが無くなりそわそわし始めたら風向きが変わったと心得ましょう!

注)この解説は日本海&東シナ海側サーファー向けです。太平洋側は外洋からのうねりが届くのでここでの表現が当てはまらない部分もあります。

■オフショア【off shore】
■サーファー的使用頻度 ★★★★★
■ワンポイント

サーファーの中にはオフショアと最後まで言わず『オフ』とだけ言う人もいます。
例:『今日はオフが強いなぁ』 
このほうがリアルなサーファー感を出せる場合もあります。

 

その②『サイズは腰~腹くらいかな?』

基礎編  その①ではオフショアの勉強をしました。
ではその次の②の会話に進んでみましょう!

『サイズは腰~腹くらいかな?』

いよいよ意味不明な表現方法ですね・・・(・.・;)
『サイズは~』という言葉の出だしから波の大きさを表しているのでは?
と推測はできますが、腰や腹がどうかしたのか??と思っている方もいる事でしょう。

では早速解説していきたいと思います。

日本のサーファーは波の大きさを身体の部位を使って表現します。
海面に人が立ったと想定して波の高さを人間の体を定規代わりにして測って行くんです。

くるぶし・すね・ひざ・もも・腰・腹・胸・肩・頭・頭オーバー・頭半(人丈1・5倍)といった具合になります。

ここで一つ疑問が浮かびますね!!
『人の背の高さってまちまちじゃない?』
そうなんです。おっしゃる通りです。。
でもこの辺のアバウトさがいいんですよね♪
ですが,このアバウトさが時として不思議な現象をもたらします。
それは、海上がりにこれからサーフィンに行く他のサーファーから波のサイズを聞かれたときに、自分では結構いっぱいいっぱいで頭位の大きな波と感じていても、
なめられたくない!!という心理から胸~肩くらいかな??
と少し小さめにサイズを言ってしまう事があります。

また逆パターンもあります。
同僚のサーファーに『昨日サーフィン行ったの?』と聞かれたときに、
『行ったよ!サイズは頭位だった!』と、実際は腹~胸くらいだったのに、自分はサーフィンうまいんだ!とアピールしたい為に見栄をはって実際よりも大きめのサイズを言ってしまう場合があります。

波のサイズとその状況を簡単にまとめてみました!下の表をご覧ください。

くるぶし~すね 体験サーフィンや始めたばかりの方にはいい練習になります。

すね~ひざ   

初めての方からビギナーサーファー向けのコンディションです。初めての方には最適なコンディションです!
ひざ~もも ビギナーサーファーにとっては最高の練習日和!経験者もロングボードなら楽しめます!
もも~腰

ショートボードでもこれくらいのサイズになると少し遊べるようになってきます。体験サーフィンや始めたばかりの方には少しハードに感じられる場合もあります。

腰~腹 ショートボード・ロングボード共にとても楽しくサーフィンが出来ます!
腹~胸 このあたりのサイズからはビギナーさんは気を付けてサーフィンするようにしましょう。波にのまれると少し苦しいと感じ始めるサイズです。
胸~肩 これくらいのサイズになってくると、ビギナーサーファーさんや経験の浅いサーファーさんは波に押し戻されて沖に出られなくなる場合があります。
肩~頭 頭位まで波の大きさが上がってくると、約束していた友人から『急に仕事が入って明日はサーフィンに行けない』とお断りの連絡が来る場合があります。
頭~頭オーバー 運よく沖に出られたものの波の大きさに躊躇してしまい、1度も波に乗れずに帰宅するサーファーさんが出てきます。
頭半 自信のないサーファーさんは『今日はコンディションいまいちだなぁ』とつぶやき、速やかに見学に回りましょう。

 

■腰~腹【koshi‐hara】
■サーファー的使用頻度 ★★★★★
■ワンポイント
体の部位を使ってサイズを表していますが、あくまでも主観的なアバウトな表現です。

その③『あそこのレギュラーが良さそうだね』

サーファー会話 基礎編 その③『あそこのレギュラーが良さそうだね!』

基礎編  その②では波の大きさの表現方法を学びました。

その③で学習するサーファー会話に含まれるサーフィン用語はレギュラーです。
近頃はガソリンの値段も安定していますが、一昔前レギュラーガソリン1Lが180円なんて時もありました。今は多少値段も下がったとは言え、1円でも安くガソリンを入れたい!と思うのは皆同じです。他のガソリンスタンドより安い値段が看板に出ている時!『あそこのレギュラーが良さそうだね!』・・・・のレギュラーではないのは、いくら皆さんがサーフィン用語を知らなくてもお気づきですね。
ではサーフィン用語でレギュラーとはなんなのか!? 
この会話の場合は波の崩れて行く方向の事を行っています。

◇岸から見て右から左に崩れて行く波をレギュラー
◇逆に左から右に崩れて行く波をグーフィー
と言います。

また、レギュラーやグーフィーにスタンスを付けると
レギュラースタンス グーフィースタンスという言葉になります。
これはサーフィンをするときにどちらの足が前に来るか、立った時の向きの呼び方です。スノーボードやスケボーでも同じ表現を使うので聞いた事がある方も多いかもしれません。

◇レギュラースタンス 左足が前右足が後の立ち方
◇グーフィースタンス 右足が前・左足が後の立ち方

■レギュラー【Regular】
■サーファー的使用頻度 ★★★★★
■ワンポイント
レギュラースタンスの人はグーフィーの波をバックサイドなんていったりします。
逆にグーフィーの人はグーフィーの波をフロントサイドと言います。
波に対して向かい合っているのがフロントサイド 波に対して背を向けているのがバックサイドです!

 

その④『これから上げだからもっと良くなるんじゃない?』

サーファー会話 基礎編 その④『これから上げだからもっと良くなるんじゃない?』

基礎編  その③では波の崩れて行く方向によって名称が違う事を学びました。

その④で学習するサーフィン用語は上げです。

サーフィン用語で『あげ』は潮位が満潮に向かっている事を表しています。
下の図をご覧ください。

グラフに描かれている曲線がその日の潮位の移り変わりです。赤丸の部分がその日の一番潮位が高い部分、満潮です。逆に青い部分が潮位の一番低い干潮です。
上げとは満潮に向かって潮位がどんどん高くなっている時間帯のことを言います。
逆に青丸の干潮に向かっている時間帯を下げと言います。
さらに満潮の最高点の事を上げいっぱい、逆に一番潮位が低い時を下げいっぱいと言います。

注)空腹時にたらふく食べた後の【お腹いっぱい】はこの限りではありません。

■あげ【age】
■サーファー的使用頻度 ★★★★
■ワンポイント
上げいっぱいの事をハイタイド、下げいっぱいの事をロータイドとカッコよく言う人もいますが、サーファー会話的には上げ下げの使用確率の方が高いです。 

後は実践あるのみ!

 さて皆さん!サーファー会話基礎編楽しんで頂けましたでしょうか?

サーフィン未経験の方は基礎編に出てきたサーファー会話をしっかりマスターして、シーナサーフの体験ロングボードサーフィンに望みましょう!!

ここで覚えたサーファー会話(サーフィン用語)はあなたが体験ロングボードサーフィンに参加した際にインストラクターが説明する内容です。もしかしたら急に『岸から海に向かって吹く風をサーフィン用語でなんと言うでしょう!』と質問をされるかも!!

その時さらっとそして爽やかに『オフショアです!!』と答えられたら他の参加者の皆さんから羨望のまなざしを向けられる事請け合い!!後は海での体験サーフィン中にロングライドを決めればバッチリです!!

ここまで苦笑いをしながらさらっと読み進んできた皆さん!今始めてこのサーファー会話基礎編の重要性に気付きましたね!!
さぁ間違ってオンショア!と言ってしまわないようにもう一度最初から勉強しましょう!!

重要性に気付き最初からしっかり勉強したくなった方はこちら・・・・・・サーファー基礎会話その①

サーファー基礎会話はしっかり覚えた!後は実践あるのみという方は・・・ご予約フォームへ(笑)