バックナンバー 第一話 ~ 第二十話

シーナサーフスタッフ“やなっち”のちゃりんこで日本一周に挑戦ブログのバックナンバー日記です!
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第一話 “のぼりとおじぃと黒砂糖” 04-28

昨晩はシーナサーフとアイランドブリーズのスタッフが壮行会?を開いてくれた♪
皆さん本当にありがとうございました。

朝一真栄田ポイントで1Roundサーフィンを。

皆で一緒に出来てよかった。
おっきー>もっと胸反れよ(笑)

11時過ぎに本部港を目指しシーナサーフ出発。

昨日作ったのぼりに、こがちゃんが『日本一周サーフィンの旅』と書いてくれた♪
これをパタパタしながら走るのは実際の所恥ずかしい…と出発前は思っていた。
出発後、100メートルも進まない内に、

『ちょっとあんた!』
と、おじぃがいきなり歩道から声をかけて来た。
『はい?』と、自転車を停める。
『これ持ってけ』と、おじぃから手渡されたビニール袋。
『沖縄のお菓子だ。持って行きなさい』



袋の中には黒糖とチョコレートが二つ。

『ありがとうございます!』本当に嬉しかった。

見ず知らずの自分を呼び止めお菓子をくれるおじぃ。
これが沖縄だ。

戦時中、食べ物も無く辛い思いをしたおじぃの世代。
例えば見ず知らずの人でも困っていそうな人は放って置けない。

暖かい島だ。

気候も人の心も。

少し沖縄を発つのが寂しくなった。

最初は恥ずかしいと思っていたのぼり。

走りながら考えていた。

俺は人様からみて恥ずかしい事をしてるのか?

いや、自分が好きな事を思いっ切りやってるだけ。

何を恥ずかしがる必要がある。

胸を張っていこうじゃないかと。

結論に至った。


クラクションを鳴らして手を振ってくれる人。

目を真ん丸にする子供。

抜き去り際に『頑張って!』と声をかけてくれてるロードの自転車乗り。

わざわざ車を引き換えして、反対車線から質問攻めをしてくるサーファー。

有り難い事だ。

今回の旅は人との出会いと波との出会い。

これから先が楽しみになって来た。

さてさて、雨に降られ風に煽られ。
夕方本部港に到着。

近く雨風をしのげる場所があったから今日はここで♪
 

第二話 “乗るも波・酔うも波” 04-29

昨晩は強風&雨&蚊に悩まされつつも、断続的に睡眠を取った。

左瞼を蚊に刺され試合後のボクサーの様になった意外はまぁまぁの野宿初戦。

日が昇る頃には晴れ間が見えて来た。
8時00に乗船受付を済ませ暇を持て余していたら、bossとおっきーが、その少し後にこがちゃんが本部港まで見送りに来てくれた。
皆の気持ちが嬉しくて堪らない。
でも、長いこと毎日の様に顔を合わせていたから、なんだか照れ臭くてきちんとお礼が言えなかった。

以前、『旅に出たい!』とbossに話した時だった。
『途中で中断することなく最後までやり遂げる事が恩返しだ。』と言う事をbosが言ってくれた。

この旅でお世話になった人へ出来る最高の恩返し。

無事にこの旅をやり遂げる事。


『ありがとうございます。行ってきます。』

こがちゃんとおっきーからの差し入れ。
大量のおにぎりと具だくさんのカレーライス♪
昨晩、食糧を買い忘れおじぃからもらった黒糖をちびちび食べていただけだったから、もらった瞬間に食いつきたい勢いだったけど、今からこの飢えっぷりでは心配させると思い、ぐっと我慢。

沖縄本島が見えなくなった頃、優雅にフェリーのデッキでガツガツと♪



ご馳走様でした!

さてさて。
GWと重なり珍しく混んでいる船内。

昨晩からの強風による大きなうねりで遊園地状態の船内。

寄港先の途中乗船の人達。
最初の40分は威勢がいい。
その後沈黙。

寝床でダウン。

みるみる内に用意されたエチケット袋が無くなっていく。

酔ったら最後。

下船までの長い道のりとなる。

生き残った数人のエリートだけがラウンジで優雅な船旅を続けている。

エリート集団から一言。

『おやっ?っと思ったら即デッキ』

風を浴び、流れる景色を見ていれば揺れは気にならないものだ。

さて、そろそろ徳之島に寄港する。

移設問題で騒がれている徳之島だ。

そこで見たのはこの波だった。


徳之島の亀徳港アウトのリーフブレイク

完全貸し切り。

なかなかいい波だ。

ただし。ブレイクまでパドルで20分~30分位かかりそう(笑)

ガッツのあるかたはど~ぞ♪

第三話 “仙人と粋な冒険家に風邪っぴき” 04-30

朝6時過ぎに目覚めフェリーのデッキで朝日を浴びる。遠くに見える硫黄島をぼんやりと眺めていると。

『開耳岳が見えてきたな』と、横の初老のおじさんが呟いた。その方向を見てみると綺麗な形をした山がうっすら見えた。
『あの山を見ると戻って来たなって思うんだ。』
と。
『鹿児島の方ですか?』 と聞くと、そこから会話が始まった。

旅の話し・戦争の話し・闘病の話し・中国での山篭りの話し・家族の話し・朝日や夕日の話し。

気づけば鹿児島入港30分前だった。2時間位話していたことになる。

明日おじさんは、大学で講演をするらしい。

何の目的も無く大学に入り、やりたいことも見つけらない若者に『思いっ切り遊べ!』と言ってやるんだとニヤニヤしてた。

どうやらおじさん、名のある水墨画家らしい。

奄美大島で泥染めをしてきたと言って自分にTシャツを一枚くれた。

染めては絞り染めては絞りを82回も繰り返したものらしく、おじさんの氣がたっぷり入ったこのTシャツ。
なんだか着ているだけで元氣になりそうだ。


嬉しくて、すぐに着替えておじさんに見せると『似合うなぁ~』とニコニコし、『じゃこれも持って行け!』と、なぜかお酒まで頂いた。
『お前、旅人だろっ?』
『お前さん見たいなのを見てると嬉しくなってくるだ!』
『あんたにあって元気をもらった!ありがとう!』と。
『旅をして人の痛みがわかる人間になりなさい。日々の出来事に感謝し、生(せい)を感じなさい』と。

話しが心にすっと入ってくる仙人みたいな人だった。
別れ際に名前を聞いてみた。そしたら名前と一緒に一筆したためてくれた。
『朝焼けに 旅人ひとり 果てぬ夢 氣を持ち 痛む心根を 寂泉』と。





さて、鹿児島港で仙人おじさんと別れたあと、取り合えず屋久島行きフェリーターミナルへ移動した。

明日の朝7時出港。

暇だ。

ボケ~ッとターミナルの前でフラフラしていたら、チャリダー接近♪
千葉から来たSさん。
取っ捕まえ30分位話した。明日、自分と同じく屋久島行くとの事で、明日の朝に再開しましょう!とSさんを解放。

さらにしばらくすると明日のフェリーで種子島へ行くと言うバイカーさんを捕獲し、1時間位話し込んだ。今から20年程前にヨーロッパからアフリカを1年かけて横断し希望峰までいった筋金入りだった。

そんな凄いことを聞き流してしまいそうな口調でサラッと語る。

粋だ。

更に地図を買いに鹿児島市内へ向かい、書店のあるデパートに入ると、一角のブースにに年期の入ったチャリとシーカヤックが。

はて?
なんでかな?と思っていたら。

その横でノモトさんって方が鹿児島の自然で遊ぼう!見たいなイベントを行っていた。

入ってみる。

すると鹿児島や南西諸島でのカヤックのスライドショーが行われていた。

見終わると、どちらからとも無く話し始めた。

聞けばノモトさん、飾ってあったチャリでオーストラリア横断をしたらしい。

おねだりして、チャリの前で一緒に記念撮影♪

今は鹿児島でカヤックのガイドをしているらしい。

チャリとカヤックと言えば岡さんがすぐに頭に浮かんだ。

で、その後どうしました?
話しが逸れた。

さてさて。

やれやれだ。

少々お風邪を召してしまった…。
怠さはあまりないが咳が出る。
取り合えず明日、屋久島に渡ってから風邪の具合と相談して予定を組むとしよう。
では。

第四話 “田舎に泊まろう!屋久島編” 05-01

電池も少なく、夜はブログを書く時間がなさそうなので手短に。

屋久島到着。フェリーでまたもや旅人に出会う。
素敵な出会いに感謝。
この話しはまたの機会に。

さっきおじぃがいきなり声かけてきた。

今夜は家に泊まってけ!

と…

どうしたものか。

まさか寝込みを襲われたりはしないだろう。

せっかくの好意を断るわけにも行かず…。

泊まって見ようと思う。

おじぃの家に。

屋久島一湊。

次回結果報告します。

屋久島の画像ちょっと載せときます。
では。






 

第六話 “がじゅまるの木の下で” 05-03

朝6時に起き登山の準備。

バスで登山口まで行こうと思ったがバス代が勿体ない。
自転車で行くことにした。
10㌔で600メートルアップの道のり箱根の峠並だ。

むしろそれ以上だった。
途中、いかにも山の男って感じの渋いおやっさんが、ニタっ~と笑って
『もう少しだから頑張れよ!』と。

格好いい。

2時間程で白谷雲水峡入口まで到着。
すでに膝はケタケタ笑っている。
登山口周辺の細い道は路駐の嵐。

如何なものか…
ともあれ、芸人おじぃも絶賛の…太鼓岩を目指す。

幾つかの屋久杉を見つつ、もののけの森を抜け、膝をガクガクさせながら太鼓岩到着。
素晴らしい景色にうっとりしつつも休んだら動けなくなると思いそこそこに切り上げる。



☆屋久杉は写真では伝えきれないので載せません。
あしからず。
地元のおばちゃんの話しによると雲水峡は小雨の日がいいらしい。
人も少なく、靄がかかって幻想的らしい。

また来たいなと思う。

ところで明日、種子島に渡ろうと思う。そろそろ波乗りしたくなって来たし。


居心地のよかったがじゅまるの下のテント生活。


夕飯はパスタを茹でた。
我ながら見事なアルデンテ♪
がっつく。

刻々と変化する夕焼けを見ながらコーヒータイム。

何だかとても贅沢な気分だ。
虫の音と蛙の合唱を聞きながら、今日は早めに寝よう。

第七話 “ワザイ!っす種子島♪ ~波も人も~” 05-04

さぁ~て。
何から書こうか。
今日はあまりにも素敵な出来事が多すぎて上手く、まとめられるかわからないが可能な限り記したい。

2日間お世話になったキャンプ場のお兄さんに挨拶をし、種子島に行くために宮之浦湊港に出発。
この兄さんはサーファーで屋久島の波乗り事情を色々教えてもらったり、『内緒だぞ!』といいながら、おにぎりを頂いたりと。
このキャンプ場に迷い込んで本当によかったと思う。【屋久島の海楽園キャンプ場】
今回屋久島では波に恵まれなかったが台風通過後はトリプル位ホールドするサーフポイントもあるらしい。
未知数の島だ。

またいつか。  きっと。

続いて。
種子島に向かうフェリーを待っていると、行のフェリーが一緒だった長崎のMさんに再会した。
行のフェリーではすごく良い話しができ、ぜひまた会いたいと思っていた。
こう言うと本人は嫌がりそうだが、数店舗の飲食店を経営する社長さんだ。
名刺を頂いた時は驚いた。
Mさんこのままバイクで日本一周し、そのまま世界を回ってくるという。

とっても心の清らかな方で家族やスタッフに愛されている人だ。
あんな社長の下で働くスタッフさんは幸せだろう。
Mさんにはもう一度どこかで会いそうな気がする。
その時はお酒を飲んで語りたい。

楽しみだ。

更に、行のフェリーと種子島行のフェリーが一緒になったご夫婦。
種子島の島間港に降りた時に呼び止められた。
『これ』っと手渡されたメモには住所と名前と電話番号が書かれていた。
『実家がここにあるから、近くにきたら寄ってね!』と奥さん。
旦那さんも『遠慮しなくていいからな!』と。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。

種子島到着後、どこに向かうか迷った。
行き先は風向きとうねりの向きで決めた。
南に下ろう。
走り出すと予想以上にきつい道のり。

何度か自転車を降り押して坂を進む。
しかも気温も高く太陽が容赦ない。

2時間程走った所で商店を見つけ、少々贅沢かとは思ったがアイスを食べる。
むしゃむしゃしていると、坊主頭でサングラスの兄さんが話しかけてきた。
見た瞬間にサーファーとわかる爽やかな笑顔の人だった。



この先にあると言うポイントを教えてもらう。
この後サーフショップに顔を出すと言っていたのでサーフショップの場所をしっかり聞く。

まず種子島南部のHポイントへ。
ゴールデンウイークと言う事もあり駐車場はいかにも!って感じのサーファーの車で賑わっている。
挨拶をするとみんな笑顔が爽やかだ。

まずはポイントチェック。


物凄いロケーションのポイントで腰~胸サイズの波が割れている。
サーファーの数は20名位。
もちろん入ろうかと考えたが、日が暮れると困るので今日は断念。

教えてもらったショップへ向かう。
ショップ着くと子供達と犬達に出迎えられる。
お店にはさっきのサーファーさんの姿もあり、ショップの中へ招かれた。
『ここは宇宙に一番近いサーフショップなのよ!』とオーナーの奥様、真知子さん。
そう。このSOUTH BODERさん種子島の宇宙センターの近くにあるサーフショップ。
アットホームでとても親しみやすいショップさんだ。
WAZAIサーフボードひらめき電球

沖縄であった湘南茅ヶ崎のサーファーさんがWAZAIサーフボードを使ってると話していたのを思い出した。
WAZAIは種子島弁でスゴイの意味だと教えてもらった。
近場のキャンプ場を教えてもらい出発しようすると!!なんと!
WAZAIサーフボードのステッカーを頂いた!!



嬉しくてすぐにペタっと♪
★もしかしたら、【サチとまちの種子島散歩日記】と言うタイトルのブログに自分が出ているかも♪

さてさて今日は盛り沢山の出会いに恵まれ疲れてパンパンなはずの足取りも軽くキャンプ場へ到着。
ただっ広いキャンプ場は1グループがBBQをしているだけで他には誰もいなかった。

とりあえずキャンプ場周辺をチェックしようと走り出すと?
『わー(おまえ)ちょっとこっちこい!』とBBQをしている人に声をかけられた。
遠めにちらっと声の方向を見て見ると、ちょいとやばそうな雰囲気の方がこちらを見ている…
まずいかも…
更に『こっちこい!』と自分を呼んでいる。
『はいぃ~(*_*)』なんでしょうか?と言われるがままに近づいて行く。
てかもう行くしかない。

そう、ここであったのが種子島のヒデさんだ。
二言三言話して第一印象は間違えだったとすぐに分かった。
笑顔が子供見たいで優しい目をしている。

『今から焼きうどんを作るから食べていけよ!』
とヒデさん。
遠慮しつつもお腹は正直だ。
素直にご馳走になる事にした。

まささん(多分です。ヒデさんがそ呼んでいる様に聞こえました。)がビールを出してくれた。
喉がカラカラだったので一気に頂く。
ヒデさん&まささんのコントのような掛け合いが面白くゲラゲラ笑ってしまう。
子供達が遠巻きに自分を観察している。

『なんだこいつは?』ってな感じで(笑)
仕方ないだろう。
子供は正直だ。
小汚い大人が突然自転車に乗って現れたのだから。
警戒して当然だ。

ともあれ次々と出される島のアンノウ豚の焼肉やおにぎり、それから絶品の焼きうどんを大量に頂く。
あなごと呼ばれる種子島の取りたての貝もご馳走になった。
わざいうまい♪

日が暮れはじめたのでちょっと席を外しテントの設置。
子供達が少し後をついて来る。
『よし!みんなテント張るの手伝って!』と言うと急にニコニコして楽しそうにしだした。
皆に手伝ってもらってあっと言う間に設置完了♪
フレッシュ種子島四人娘の奥様方(笑)
テキパキと片付けを始める。
その間、男の子軍団も合流し、鬼ごっこ開始。

…楽しい時間はあっと言う間だった。
皆さんから頑張ってね!と声をかけてもらい身が引き締まる。
日本一周絶対に走り抜こう。
沢山の人に出会い優しくしてもらう度に決意を新たにする。

皆で記念撮影♪
また一生の思い出が出来た。
今回のこの旅は本当に人との出会いに恵まれている。
芸人おじぃとだっていい出会いだ。
なぜだろう。
今はまだわからない。
でも今回の旅には何か大きな力を感じる。



チロルちゃんとキラリちゃんに貝殻ありがとう。
ゆづきちゃんにみなみちゃん、めいちゃん。じょういちろうにりゅうせい、みうとにけんや。
皆、遊んでくれてありがとう!!
純粋で目がキラキラで無邪気ないい子達だった。
どうかそのまま優しい心を持った大人になって欲しい。

皆が帰ったキャンプ場は俺ひとり。
さっきまでの賑やかさが嘘のよう。
空は満天の星空。

波の音がすぐ近くで聞こえる。
感謝してもしきれない今日一日。
本当にありがとうございました。

第八話 “おじゃり申せ種子島♪” 05-05

今朝目が覚めると東の空が明るくなって来ていた。



体が太陽のリズムとシンクロしてきている。
朝日に染まるM海岸。


昨日、南種子のヒデさん達から頂いたおにぎりを焼きおにぎりしていただく♪



M海岸のキャンプ場。
夜通し波の音が響いていた。

ここの目の前の海で①ラウンドサーフィンしようかと思ったが、昨日SouthBorderさんに教えてもらったHポイントへ。

腰~腹セット胸。
20名位のサーファーで賑わっている。
ローカルさんに挨拶しポイントについて教えてもらう。
入水。
サーフィン開始♪
最初の二本はピークがシフトするビーチブレイクに手こずるも、徐々に感を取り戻す。
海の中でサーファーさん達に挨拶すると、皆笑顔で返してくれる。
10時。
波が少し落ちついてしまったので終了とする。
テイクオフもeasyでとてもいい波だった。
荷物をまとめ北上開始。



中種子町を越した辺りで対向車がクラクション。
なんだ?
と思って立ち止まると、フェリーが一緒だった大阪のご夫妻と再会。


お別れした後、寝床を探す。
今夜はYポイントの駐車場でキャンプすることに。

夕日を期待したが不発。
テントを張る。
テント張って夕食の準備をしていると。
さっき話したおじさんが差し入れを持って来てくれた。



近くで商店を営んでいる浜上さん。
ありがとうございました!
ワザイうまかぁ~の種子島で撮れたかつおの刺身♪

お弁当は明日の朝食にしよう♪

ひとり黄昏れていると、埼玉から帰省中の山本さん登場。
しばらく話し相手になってもらった♪
おじゃり申せ。
沖縄でいう所のめんそ~れ。
種子島に来てから皆さんに良くして頂きまくっている。
南種子のヒデさんから早速昨日のブログにコメントが!
嬉しくて思わず…

種子島の皆さん!
感謝感謝です。
おおきに!
種子島んちゅの親切さ、温っかさ。
豊富な波と綺麗な海。

将来ここに住めたらなぁ~と。
ついつい妄想してしまった。
明日。
鹿児島に戻ろうかと。

種子島は時間を気にせず帰りにたっぷり&のんびり滞在しようと思う。
では、今日はこれにて!

第九話 “九州大返し!” 05-06

以前、岡さんと話した時の事を思い出す。

~自由とはすべてを自分で選択し決断出来る事~と。
沢山の出会いといい波に出会えた種子島。
名残惜しいが鹿児島へ。

何か恩返しをと思い、野宿場所周辺を少しだけ清掃♪


西之表の鹿児島行のフェリー乗り場。

お昼。
ひでさん達から頂いた、ちまきを頂く♪
わざいうまかぁ~♪


種子島はいちいち飽きさせない。
出会いの連続だ。

再び大阪のご夫妻と再会。
何度と無く声をかけていただき、餞別に種子島土産まで頂いた。
さすがにもう会えないとは思いますが本当にありがとうございました。
と、同時に♪
大阪のTさん達四人組に出会う。
四国を拠点に波乗りをしているらしい♪
しばらく話し相手になって頂いた。
こうして日本中のサーファーと出会えるのがこの旅の楽しみだ。

四国で再会出来る事を楽しみにしています!



さてさて♪
フェリー待ちをしていると!
バイカーさんと合流。
一緒にフェリーへ。

フェリー内では戦術会議さながら、地図を見ながらあーだこーだと(笑)



橋さん!山畑さん!
垂水行のフェリー大丈夫でした♪
ありがとうございます!

さて。
今日1番驚いたのが、一昨日1番始めに種子島で出会ったサーファーのしゅういちさんだ!
奥さんの実家に帰省するとの事で偶然同じフェリーに乗り合わせた。
思えば、種子島でのすべての出会いのきっかけを作ってくれたのはしゅういちさんだ。
あの時、商店で声をかけてもらわなければヒデさん達にも出会わなかったし、あの波、景色にも出会えなかった。
一昨日会った時に名前を聞くのを忘れたのが唯一種子島の心残りだったのだが、まさかここで会えるとは。

しゅういちさんと太洋君♪



種子島には必ずまた寄ります!
皆さんそれまでお元気で!

ここで重大発表がありまする。
皆さんごめんなさい…
今朝決めました。

最初の予定では、九州を北上し、日本海側から回る予定でしたが…
太平洋側から北上することにしちゃいました


なぜか?
なぜかって言うと!
やっぱり波がなくちゃ♪
サーフィン出来なきゃ嫌なんです(笑)
これから夏に向けて日本海側を北上しても波がある確率はかなり低く。
こんな重たい荷物を引っ張り波乗りさえ出来ないのでは辛すぎます。

秋頃からは日本海側も波が立ち始めるようなのでコース変更♪
まるで本能寺の変を知った時の秀吉の【中国大返し】ばりにルート変更(笑)
なので宮崎に進路を向けました!

ではまた!

第十話 “NO Rain NO Rainbow!” 05-07

昨晩の事。

今回初の雨に降られ鹿児島市内をうろうろしながら寝床を探していた。
晴れていれば別にどこでもいいが、雨風が酷く難航した。
雨にうたれて、さ迷う気分は最悪だ。
惨めで何故か寂しくなる。
軒下を見つけて謎の使命感にかられながらブログをアップ。

さぁどうすっか?

ますます雨は酷くなる。
地図を見る。
近くにライダーハウスがある。
電話する。
繋がらない。
もうこのまま夜を明かそう。
と腹をくくる。

寒い。
役立たずのカッパのせいで服が濡れだした。
とりあえず一服(-。-)y-゚゚゚
ピピピピ♪
ライダーハウスさんからの電話だった。
夜遅くにも関わらず、『ゴメンゴメン♪雨で大変だったでしょ!早くおいで』と。

救われた。
これから梅雨なのに今からこんなでどーすんだ!
と、厳しい意見も聞こえて来そうだが初雨にすっかり気分がやられていた。

ライダーハウス。
旅人が集まる宿。
半端ない雰囲気だった。


今朝起きると。
まだ雨が降っている。
出発の踏ん切り着かず。

しはらくの格闘の末出発。
走り出すと、いきなりFunkyな車を発見。
しばらくFunkyなおじぃと談笑♪

『日本の自然を描く一人旅』


何だか元気をもらった。

甘栗とレトルトカレーももらった。
ありがとう!
近藤画伯!
その後しばらく走り続けちょいと休憩♪
と、自販機の前でくつろいでいると。

薩摩おごじょが、びわを差し入れしてくれた。
『さっきあっちで走ってるを見かけて!』と。


びっくりやら嬉しいやら。
甘くて美味しかっです!
ごちそうさまでした!

さてさて。
順調な道のり。
雨も上がり足取りも軽い。
すると。
キャンプ場を発見。
充実設備で500円♪
しかもほぼ貸し切り♪
決めた!よろしくお願いしますm(__)m
更に!
受付のおじさんが自分のサーフボードを見て、『このキャンプ場の前の海も波乗り出来るよ。いつも誰もいないけどね。』 と。

なんですとぉ~!?
サーフポイントが近くにあるのは知っていたがまさかこことは♪
明日のんびり探そうと思ってたのに、なんてラッキー♪

テントを張りちょっくら波チェックへ。


がら~ん。
ザザッ~。


小さいながらも何とか出来そう♪


そのままウエットに着替え波乗り開始!
行ってきま~す♪


1時間ちょい貸し切りでサーフィン。
日が傾いてきたので終了。
テントへ戻る。


~NO Rain NO Rainbow~

~雨が降らなきゃ虹はでない~
~悪いことがあるから、いいことがある~
静まり返ったキャンプ場。
遠くに波の音が聞こえる。
明日の朝も出来たらいいな。
サーフィン♪

ではまた!

第十一話 “ 松の木林でのんびりと ♪ ” 05-08

昨日の日没前、キャンプ場にやって来た東京のSさん。

夜、ろうそくの灯のなかウイスキーで乾杯。
語り合う。
ウイスキーが効き過ぎたのか朝寝坊。

まずは波チェック。
すね~ひざ。
ショアブレイク。
とぼとぼとテントへ戻る。
戻るとSさんが見晴台が近くにあるからそこで一服しようぜ!と。
かなり渋さを醸し出すちょい悪親父。

何故かトランクス姿のSさん(笑)


松林を眺めながら(-。-)y-゚゚゚

さて。
どうするか。
気付けはもう11時近い。
んぅ~。
もう一日ここにいよっ♪
気楽なもんだ。
そんな訳でキャンプ場の管理事務所へ。
『今日もお願いしま~す』と。

食うか?と桑の実ジャムパンをごちそうになる。


甘くて美味しい♪
天気もいいので荷物の整理がてら持ってきすぎた荷物を実家に送る。
軽量化。

ついついあれもこれもと持って来てしまったが、ここ一週間で何が必要で何が不要かわかってきた。
無駄に抱えても辛いのは自分。
人間無ければ無いで何とかするものだ。

昼過ぎ再び管理室を訪ねる。
堀之内さんと色んな話しをした。
考えさせられる事ばかり。
ちゃっかりお昼に素麺を頂く。

ごちそうさまでしたm(__)m
午後。

突然に島ぞうり彫り出す。


ほりほり♪
ほりほり♪

はい!完成(笑)


有意義なまったりデーだ。
こんな日があってもいい。
夕方再び見晴台へ。

眼下には松の木林が。
波の音も聞こえる。
ゆる~い風に吹かれ、沈み行く夕日を見ながら読書。


贅沢。
極み。
真っ赤に染まる夕焼け。


心が落ち着く。
今日も素敵な一日をありがとう。
明日こそ宮崎に向け出発します。

国道220号線を走る皆様。
邪魔したらごめんなさい…
何しろ遅いもので。。

それからペタしてくださる皆さん。
いつもありがとうございます!
中々ペタ返せずごめんなさい。
携帯の電源が確保出来る時に極力返しますので!

ではまた!

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