第百四十三話  “ ポツポツデレデレなぜなぜガチャガチャびゅんびゅんヒヤヒヤピカピカグゥグゥな日” 09-30 & 10-01

第百四十三話  “ ポツポツデレデレなぜなぜガチャガチャびゅんびゅんヒヤヒヤピカピカグゥグゥな日” 09-30 & 10-01

■■■ ポツポツ ■■■

久しぶり?の雨だ。
海沿いの道を走って行く。

しばらく行くと。  高浜エリアに到着。
波は腹前後だろうか。  海は大勢のサーファーさんで賑わっている。
橋の架かっている河口の場所。

しばらく様子を見る。
レギュラー側のピークは大混雑。
でも♪  なぜかグーフィーの方は空いている。  
こんな事がたまにある。

雨の中着替えを済ませ。  いただきます♪
運よくセットに数本乗れたので。  今日はこれで。  ごちそうさま♪

再び走り出すと。  福井県から京都へと。

最初の街で今日はストップすることにした。




*大阪のYさん!声かけて下さってありがとうございました!


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デレデレ ■■■

朝はひんやりと少し寒い位だ。
さて。
今日は少し頑張って走らねば♪  と、勢い良く国道を走り出す。
も。
なぜか引き返し。  国道を外れた海沿いルートを進む事に。
やっぱり多少遠回りでも。  交通量が少ない道の方がいい。

川沿いの道を進み。  橋を渡り。  そこしか道がないので国道に出る。
少し走ると。
反対車線の車の方が手を振ってくれている♪  慌てて挨拶を返す。

その少し後。  どこかで引き返して来て下さったようで♪  『ブログ見てます!』と。
美女に囲まれデレデレと(笑)
不思議なもので。  AさんMiさんは。  パタゴニアにお勤めで。
今日はタイムリーに北海道のYさんの彼氏さん、Eさんから頂いたパタゴニアのTシャツ着用♪

さらにMiさんは。
鎌倉でお世話になったモリケンさんともバッチリ面識があるようで♪
なぜか鎌倉での出会いが京都で繋がった。



*AさんMiさんMaさん!  応援ありがとうございました!  
モリケンさんにもよろしくお伝えください!


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なぜなぜ ■■■

なんだか軽快に走り出し。  グイグイと坂を登っていると。
バァ~ん!とハコブンダーがパンク。

えぇ…。このタイミングで…。

とは、今日の目的地をかなり遠目に設定してあるからだ。
不慮の事態にバタバタとパンクを直す。

何とか修理を終えた時。  目の前に一人のチャリダー。
ちらっと見たチャリに。
えっ!?  シーナサーフのステッカー!??  と、思ったら北海道で出会ったY君だった♪

これには驚いた。
最近ではチャリダーさんの姿を見かける事も少ない中で。  まさかここで再会出来るとは♪

再会を喜び合い、この先の天橋立で待ち合わせる事に。






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ガチャガチャ ■■■

天橋立に先に到着した自分は。
懐かしい駄菓子屋さんの雰囲気に誘われて、おばちゃんとあれこれ話しながらY君を待つ。

子供の頃。  駄菓子屋さんと言えば。  街の中のディズニーランドであり。
子供の社交場だった。

一年生か二年生の頃。  ずっと回して見たいと思っていた100円のガチャガチャ。
念願叶い手にした100円を持ち。
駄菓子屋さんへ向かう。
ドキドキしながらお金を入れ。  レバーを回す♪

ガッ♪  ?   あれ?  ガチャっと回らない…。

回るはずがないのだ。  100円のガチャガチャは100円硬貨専用。
自分は確かに100円を入れたが。  入れたのは50円硬貨2枚…
駄菓子屋のおばちゃんに涙ながらに訴えるも信じてもらえず…
子供が生きた社会勉強をする場でもあった。




■■■ びゅんびゅん ■■■

しばらくするとY君がやって来た。
日本三景の地で砂煙りを巻き上げながら。  二人で天橋立をチャリで突っ切る♪
後で知ったのだが。
天橋立は突っ切るものでなく、上から眺めるものらしい(笑)
勢いそのままに国道に入り。  Y君の後に着いて走る。

早い…。

びゅんびゅん走るY君に必死で追い縋り一緒に走る。
おかげでかなり早い段階で最初の目的地付近まで着いてしまった。

スーパーで買い出しをすると言うY君とここで別れる事に。








■■■ ヒヤヒヤ ■■■

目的地に到着したものの。
まだ日没まで2時間半ある。  次の道の駅まで30数㌔。
Y君もこの先の道の駅まで行くと言っていたし。
行ける♪  と、思い走り出す。
も。
考えが甘かった。
久々に足に堪える峠の連続。  全く距離が進まない…。

ヤバい…。  間に合わないかも…。

又しても、日没との闘いが始まった。
6月7月なら7時過ぎまで明るいが。  さすがにこの時期は6時になればもう暗い。

急がねば!

途中、猿の群れに歓迎されたり。  道端の木の枝が急に動きびっくり。
枝だと思っていたのはヘビだった。
いくつ山を越え。  断崖絶壁を通り抜けただろう。
目的地まで後10㌔位に迫った時。  日没まで40分前後。
日が落ちるのを覚悟した自分は電池が残り少なくなっていたヘッドライトに単三のエボルタを入れる。

すると、後ろから。
『やなっちですか!?』と、声がかかった。

Kさん♪
北海道の苫小牧でお会いした紀ノ国屋のNさんのお知り合いのようで。
今日はなぜか色んな所の人と人が繋がる♪

今度、北海道にサーフトリップに行くと言うKさんと話していたら何だか楽しくて。
ついつい時間を忘れて話し込んでしまい(笑)
むしろ日没を心配したKさんに促され…ここでお別れ。
*Kさん!丹波の黒豆パン美味しかったです!ありがとうございました♪

さて。
ヒヤヒヤしながらも。  日が沈み、薄暗くなった頃  辛うじて道の駅に到着した。








■■■ ピカピカ ■■■

どうやらY君はまだ到着していないようだ。
もう暗いし、どこか手前の野宿ポイントに避難したかな?
と、思っていると。
すっかり暗くなった道の駅にエレクトロパレードのようにピカピカとライトを点滅させてY君がやって来た♪
おっ!来た来た♪
一人の野宿と、旅人と一緒にする野宿では。  楽しさも心強さも全く違う。

今日は楽しい野宿になりそうだ♪






■■■ グゥグゥ ■■■

お互いの旅の話しをしながらK君が新潟の酒蔵で貰ったと言う日本酒で乾杯♪

尽きる事ない旅話し。
いつの間にか酔ってグゥグゥ寝てしまった。
そう。  昨日、今日は。
ポツポツデレデレなぜなぜガチャガチャびゅんびゅんヒヤヒヤピカピカグゥグゥな日だった♪

ではまた!