このガラス玉、すごいガラス玉なんです。
では、ガラス玉と共に託されたお話をそのまま載せたいと思います。
「瓶玉(ガラス玉とも言います)とは漁師が定置網の設置に使うガラスの浮き玉で、
職人がひとつひとつガラスを吹いて製作したものです。
今ではプラスチック製の浮き球に取って代わられ、生産されていません。
ちなみに、今回、お渡しする瓶玉は60年前に生産されたものです。
気仙沼の漁師の倉庫で眠っていたものですが、3.11東日本大震災を機に倉庫が流され、
海面に再びその姿を表しました。
3.11では想像をはるかに超える津波が気仙沼を襲い、あらゆる物が流されました。
そんななか、何事もなかったように、海面に姿を表した瓶玉を見て、
朝早くからこの瓶玉を使って、漁に精を出していたお祖父ちゃん達の姿を思い出し、
もう一度、頑張ってみようと、もう一度、やり直そうと被災地の漁師の心を奮い立たせたと言われています。
今回、浮き球を提供して頂いた気仙沼の漁師さんからは、震災時に継続して支援をしてくれた方への感謝の気持ちとしてこの瓶玉を頂きました。
一時はイベント等に活用しましたが、やはり、より多くの人に見て頂きたいと思い、
沖縄のシーナサーフさんにお渡ししたいと思います。よければ、手にとって、触れてみてください。」
こんな貴重なガラス玉がシーナサーフにやってきました。
只今ショップで、大切に飾らせていただいています。
皆さんもぜひシーナサーフまで足を運んで、実際に触れてみてくださいね。 (ヨリ)