第七十三話 “ 旅は道連れ♪ ” 07-13

今朝は眩しい朝日で目を覚ました。





45号線。   ちょっくら行きますか!    と走り出す。
順調に行けば午後にはサーフポイントに着くはず。   そう思えば峠道も軽々と?

ぜーぜーしながら小さな峠を越す(笑)



海沿いにでると雲行きが怪しくなって来た。

お昼過ぎ。  Kポイント付近に到着。  海岸を目指す。
この旅をしていて。  一番ドキドキする瞬間だ。
このポイントは。  どんな景色なのか。  そこにどんな波があるのか。
毎回毎回ワクワクする。

細い道を抜け海が見えて来た!





おぉ!!  いい景色だ!   おぉぉぉ…    なっ…波が…。



まぁ。  こればっかりは仕方ない。  自然はコントロールできない。

しばらく海を眺める。  すね位のショアブレイクが静かな海岸線に打ち寄せる。
ちょっと海岸線を歩いて見る。  波が足をすくう。



冷やっ!  冷たっ!!  仙台周辺とは水温が全く違う。
地域によってこうも水温が違うものかと。  毎回驚かされる。

しかし。  波が…。  
なかなか諦めキレずに。  1時間半位海辺にたたずむ。
ぽつりぽつりと雨も落ちて来た。
移動しよう…。

後ろ髪を引かれる思いで走り出す。
すると。
福島の164さんから聞いていたサーフショップ。   かぶとむしさんをすぐに発見。



立ち寄って見ると。  閉まっていた…。
ふぅ。  またまた残念。  と、諦めようとした時。
隣の畑にいた女性の人がショップの水道を使いに来た。
ん?  もしかして。 
『こんにちは!ショップの方ですか?』
と、聞くと。  『なに?どうしたの?』と。
かぶとむしサーフショップのYU-MIさんだ。
お店を開けて下さり、中でしばらくお話した。



夕方。  潮の上げとともに。 『もしかしたらサイズ上がるかもよ♪』
『私も夕方行くかも知れない!』  と、教えて下さった。

このKポイント。  今週末にJr.の大会があるようだ。



茨城で会ったKANATO君も来るのかな?

さて。  YU-MIさんにお礼を言い。  再び海へ。
潮の上げを待つ。  今日は大潮。  変化は見て取るようにわかった。
明らかにコンディションが上向いて来ている。

しかし。  誰もいない海。  迷っていると。  ローカルさん登場!
それを見て。  即支度。
水の冷たさも忘れ海に飛び込む。
ビーチから見ていたよりも、海に入って見ると遥かにいい波が。
『こんにちは!おじゃまします!』
と挨拶し、波に乗る。
鎌倉の七里ヶ浜の【への字】みたいな感じでうねりが入ってくる。



そして。  嬉しい事にグーフィーがいい感じ♪
ロングのローカルさんと代わる代わる波に乗る。
そうこうしていると。  ローカルさんが一人。  また一人と。

ポイントブレイクなので、自分は少しよけて余った波をもらう事にした。
すると。  パドルアウトしてきた年配のローカルさんが。
『自転車でどっから来た?』と。
『沖縄です!』と言うと。  『こっちさ来てピークから乗れ!』と。
一瞬遠慮しかけたが、せっかく声をかけて下さったのでお言葉に甘える事に。
たまに波を譲ってもらいながら波乗りを楽しんだ。

海から上がると。  ちょうどYU-MIさんが来た。
軽くガタガタと震えている自分を見て笑ってた。
これで寒いと言ったらローカルさんに笑われるのは当たり前だ。
真冬はドライスーツで波乗りをしている人達だ。

沖縄のぬるま湯に慣れてしまった自分が憎い…。

さて。  着替えを済ませ出発。  駐車場を通りかかると。  さっきのローカルさんがいた。
お礼を言いに♪



*皆さん今日はお世話になりました!ありがとうございます!
*YU-MIさんステッカー!そしていろいろありがとうございました!



さて。  諦めかけていたサーフィンもでき、ルンルン気分♪  鼻歌混じりに走っていると。
『あっ!いた!』



また彼に会った。
そして今日は同じ道の駅で野宿することに♪

旅は道連れ世は情け。
今日は旅の友がいるから楽しい夜が過ごせそうだ♪

てな訳で今日はここまで!
では!