第六話 “がじゅまるの木の下で” 05-03

朝6時に起き登山の準備。

バスで登山口まで行こうと思ったがバス代が勿体ない。
自転車で行くことにした。
10㌔で600メートルアップの道のり箱根の峠並だ。

むしろそれ以上だった。
途中、いかにも山の男って感じの渋いおやっさんが、ニタっ~と笑って
『もう少しだから頑張れよ!』と。

格好いい。

2時間程で白谷雲水峡入口まで到着。
すでに膝はケタケタ笑っている。
登山口周辺の細い道は路駐の嵐。

如何なものか…
ともあれ、芸人おじぃも絶賛の…太鼓岩を目指す。

幾つかの屋久杉を見つつ、もののけの森を抜け、膝をガクガクさせながら太鼓岩到着。
素晴らしい景色にうっとりしつつも休んだら動けなくなると思いそこそこに切り上げる。



☆屋久杉は写真では伝えきれないので載せません。
あしからず。
地元のおばちゃんの話しによると雲水峡は小雨の日がいいらしい。
人も少なく、靄がかかって幻想的らしい。

また来たいなと思う。

ところで明日、種子島に渡ろうと思う。そろそろ波乗りしたくなって来たし。


居心地のよかったがじゅまるの下のテント生活。


夕飯はパスタを茹でた。
我ながら見事なアルデンテ♪
がっつく。

刻々と変化する夕焼けを見ながらコーヒータイム。

何だかとても贅沢な気分だ。
虫の音と蛙の合唱を聞きながら、今日は早めに寝よう。