沖縄のサーフポイントと波の特徴について

 沖縄でのサーフィンは危ない!!??

沖縄のサーフィン事情を、検索してみると。。。
『ローカルがきつい!』や、『リーフだから巻かれたら背中に穴があく』といったもはや都市伝説のような回答が
よせられていますが・・・・。
実際どーなのよ!!??
ということで。私がお答えさせて頂きます♪

『まずは基本知識から』
①ボトムはコーラルリーフ!
  沖縄の海底はサンゴ礁と岩盤で形成されています。ちなみにこのサンゴ岩礁は天然の防波堤として、台風や
津波を始めるとする外洋の大きなうねりを打ち消してくれます。
これは聞いた話ですが、かつて沖縄に津波が来た時、アウトリーフサンゴ岩礁がない村はかなりのダメージを受
けたようです。
我々サーファーが普段サーフィンするポイントはこのアウターリーフより陸地より。インリーフでブレイクする波で
サーフィンします♪
もちろんティンギー(小船)を出してアウターリーフでサーフィンする方もいますが。。

しかしインリーフでも、サンゴ岩礁はサンゴ岩礁。鋭いサンゴもあれば、隙間にはウニが生息してたりします。
ポイントによって毒をもったウニが多いポイントや、同じリーフでもかなりシャロー(浅い)なポイントがありますの
で、知識を持ったサーファーと入るのが大事なポイントになります。

②潮が満潮の時間帯のみ!
上記のように、海底がサンゴ岩礁(コーラルリーフ)の為、潮が引いて干潮の時間は
海底がむき出し。もしくは水深が浅すぎ(数十センチ以下)の為、サーフィンができないのです。
画像で見ると分かりやすいかもしれませんね。
  
大潮の満潮時                   大潮の干潮時

③リーフ特有のブレイク!
普段、ビーチブレイクでサーフィンされていると、波のピーク・切れ目を狙ってテイクオフしていきますが、
ショルダーからテイクオフしても乗れちゃいますよね?!テキトーに波待ってても(笑)自分のところに良いセットが入ることも。。
でも沖縄の場合は、ボトムがリーフな為、必然的に浅いリーフの棚がピークになります。
そのため、ピークは動かないのでポジションさえ決まれば波を探しながらウロウロ・・・チラチラ・・・・が少ない。
わけですが。そうは沖縄リーフが卸さない(そうは問屋が卸さない。に掛けてみました笑)。訳です。

・ピークにはローカルサーファーがいて、いいポジションから乗っていきます。
・風が入れば、カレントが強くなり、ポジションが決まり難くなります。
・ピークから僅か数メートル離れただけで、テイクオフができなくなる。
・リーフブレイクの底ぼれし、水量の多いリップは迫力満点!
・潮が満潮にかけて上げていくとサイズUPしたり、潮が引くとワイドに掘れるといった潮加減によるコンデ
ィションの変化が激しい。

・・・・・・・と、オキナワンブレイクに挑戦するうえで、いろんなポイントが有るわけです!

潮の時間だけわかればオッケイー!という軽いノリだけで行くと大きな事故や、沖縄の波を愛し、守っているロ
ーカルサーファーさんとのトラブルにも繋がりかねません。
僕ら自身も、 【沖縄の海の素晴らしさ・サーフィンの素晴らしさを伝える為】、海を愛し・
リスぺクトし、ローカルさんたちとコミュニケーションを取りながら日々精進させて頂いております。

少しでも沖縄の海。波。波乗り。を通じて、皆さんと感動を分かち合うことができれば幸いです。
是非沖縄の海で一緒にサーフィンしましょう!!