第六十三話 “ 我夢者羅 ” 07-03

サンサーフさんで過ごした二日間は。
夢のようだった。

温かい人達。  サーフボードに囲まれ。  Legendと言われる人がいて。
プロサーファーさんがいて。  たくさんの波乗りの話しを聞き。
そこにあるたくさんの夢。  たくさんの昔があり。
たくさんの未来がある場所。

そんな場所にお世話になり。  たくさんの優しさを感じたこの場所。
こういう場所に足を止め。
そして。
再び出発するとき。  不思議な焦燥感にかられる。
これは。  説明しがたい感覚だ。

怖くなる。  旅を続ける事が。  何故だか怖くなる。
今。  旅に対する不安が。
日に日に。  どんどん大きくなって来ている。
普段の生活が恋しくなって来ているのだろうか。

旅の途中で、そこに住み暮らしている人達の温かい日常に触れれば触れるほど。
それを求めている自分に気付いてしまう。
もっともっと足を止めたくなってしまう。

わかってる。  今。  自分が泣き声を言っている事は。
わかってる。  俺はそんなに強かない。

一人の夜が怖くなる日も。
雨に打たれて惨めな気持ちになる日も。

様々な要因から不安で不安でしかたなくなる日もある。
全てを投げ出したくなったり。
逃げ出したくなる時もある。

そんな日は。  我夢者羅になる。
自分の夢をひたすらに追う。
走るしかない。
なりふり構ってはいられない。
不安や恐れを振り切らねばならない。

自分の弱さがわかるから。  弱音を吐く自分から逃げるように。
我夢者羅になって。  行くしかない。

今日はそんな日だった。
旅は楽しい日ばかりでは無い。
だからこそ。  楽しい日があり。  それが輝いて見える。

楽しい日が続けば。  辛い日はより一層。
それが旅。  それが人生。  みんな旅人。

では。
*
ONOさん。  Kさん。  440さん。  CHIさん  Aちゃん。  KAIさん。
Dくん。  Sちゃん。  PAPAさん。
貴重な時間を共にさせて頂き本当にありがとうございました!

Rくん!突然で驚いたけど嬉しかったです!  差し入れありがとうございます!

K下で車から声をかけてくださったサーファーさん!
○○川の河口近くで反対側から応援してくださったサーファーさん!

すごく励まされました!  ありがとうございました!
今日の画像  
K下P




K下Pで自分に声をかけてくださった440さん。


SUN SURFにて






K子さんからの差し入れ!


Rくん!