第五十五話 “ Overflow ” 06-25

朝。  夜中?
サッカー観戦♪

二度寝をし。
前半を見逃すものの。
白熱の後半戦を楽しむ。



朝から気分はルンルンだ♪
デニスさんから連絡があり近くにいるらしい。

贅沢をして泊まったペンションTODOで再会!







徳島のフェリー乗り場依頼だった。
『無事で元気そうで何よりだ!』と。
その言葉がすごく嬉しかった。

そのあと。
ペンションTODOのオーナーと三人であれやこれやと話しが弾む♪
*デニスさん!わざわざ会いに行きてくださりありがとうございました!
救援物資ありがとうございます!
またどこかでお会い出来る日を楽しみにしています!

さて。
ペンションTODO。
TODOのオーナーさんにめちゃめちゃお世話になった。
寡黙な方なのだが。
すごく親切な方だ。

デニスさんと別れたあと。
オーナーを訪ねて来たNさん達とまたまた楽しいひと時を♪



そのあと。
オーナーが焼いた焼きたてパンを。
『このパン。どこのパン屋さんですか?』
と自分が聞いてしまうくらい。
すごく美味しかった!
ペンションTODOに泊まるなら。
自分見たいに素泊まりせず。
絶対に朝食は頼むべきだ(笑)

今日は夕方までたくさん時間がある。
オーナーさんが。
荷物を預かってくれると言うので、お言葉に甘える。
マウンテンバイクも貸して下さったので。
一宮まで波チェック。

その帰り。
昨日お会いしたSATUKIさんとばったり再会♪



そして。
『友達がすぐそこのショップにいるから一緒に行かない?』と。
ビラボンさんのお店だ。
店長のMACHIDAさんにお会いした!
ビラボンのステッカーを一枚いただいた!
MACHIDAさん!ありがとうございました!



さてさて。  波乗りだ。
志田下と東浪見の間くらいで1R。

ここ数日。
『波がない』とローカルさん達は言う。
こんな事は珍しいと、みんな口を揃えて言う。

でも。
自分にとっては。
乗れる波があるだけで十分だ。
考えようによっては。
波が小さい日が続いているからこそ。
出会えた人もいたように思える。
ものは考えようだ。

さて海から上がり、TODOに戻る。
オーナーさんにお礼を言い出発した。
*オーナーさん!何から何まで色々ありがとうございました!
とても助かりました!

さて。  夕方までまだ少し時間がある。
TED'Sさんに向かう前に。
GODDESの鈴木社長さんに紹介して頂いていた、サーフテックのOasisさんに立ち寄る。

すると。  何だか大変な事に。
たくさんの方に歓迎されすごく賑やかだ♪
M社長さんからキャップとTシャツをプレゼントして頂いただき、やべっちさんからもサプリメントやステッカー等を♪
たくさんの方にたくさんの応援の言葉をかけて頂き。
その度に。
必ずゴールしなくては。
と。
いい意味でのプレッシャーを。



*皆さん本当にありがとうございました!
たくさん元気をわけてもらいました!
またお会い日を楽しみにしています!

さてさて。  今日はいい事ばかりじゃない。
ギアのワイヤーがブチっと。
よりによって。
1番重たい場所で…

Oasisさんで聞いた近くの自転車屋さんへ先に行こうかと思ったが、まだ早いかなっと思いつつもTED'Sさんへ向かう。

到着。  すると。
TED・ADEKAWAさんはまだ戻られていないようだ。
一旦失礼し、自転車のギアの修理に向かおうとすると。
O店長さんが近くの自転車屋さんを紹介して下さった。



しかも、詳しい地図を書いて下さった。
重たいギアのまま地図を頼りに自転車屋さんへ向かう。

発見!
いかにも街の自転車屋さんって感じだ。
ギアのワイヤーの修理を頼むと。
表情が曇った。
ん?なんでだろう?と思っていると。
『ワイヤーは注文で取り寄せないと在庫がないんです…』と。
自分が遠くから来た事を察して下さっていただけに、申し訳なさそうな様子だ。
さらに。
『この近くの自転車屋さんはどこもワイヤーまでは置いていないですよ』と。
数十㌔先の大きな街まで行かないとダメなようだ。

『そうですか…』と落胆した自分をみた自転車屋さんは、なにも言わずどこかへ消えた。
しばらくすると。
一台のマウンテンバイクを押しながら戻ってきた。
『この自転車のワイヤーを使いましょう。』と。
『えっ?でも…』
『大丈夫です。廃棄予定の自転車ですから。』と。
感激した。
『部品が無い』と、その場で断る事だって出来たはずだ。

でも。  状況を察してくださり。
なんとかしよう。
と、動いてくれた。

そして無事ワイヤー交換は終了した。



*自転車屋さんのおじさん。おじいさん。
本当にありがとうございました。
おかげで勉強にもなりました。
次にもし同じ事があったら自分で治せそうです。
この親切に感謝します。

さてさて。  ギアも軽くなり気分も軽々と♪
TED'Sさんに戻る。
ショプとに着くと
もう少しでここへ来られるようだ。

少し時間があるので。
MUTOさんの板をシェイプしているKENYさんの所へ。

残念ながら不在てお会いできなかった。



ステッカーを購入しスタッフさんとお店の外で話していると。
プップ~♪
と、道路からクラクション。
振り向くと。

雑誌の中の人。  TED・ADEKAWAさんだった。

ショップへ行き挨拶を。
そして   ショップの中のソファーに座った。

日本のサーフィンのルーツ。  原点。  LEGENDだ。
その人が自分の目の前で笑っている。

1964年。
留学先のアメリカ・カリフォルニア・サンタモニカでサーフィンに出会ったと言う。
そして。
日本にサーフィンを持ち帰り、初めて日本でサーフボードをシェイプした。
ショップ内に飾られているモノクロの写真からも歴史を感じる。



思えば。  二ヶ月前。  なんのあても無く始めた旅だ。

それが今。  たくさんの出会いの連鎖から。
TED・ADEKAWAさんと。  相対している。
とても幸せだ。  ゾクゾクする。

途中。  一人の男性がやって来た。
TED・ADEKAWAさんのお知り合いのようだ。

二言三言会話を交わしていたかと思うと。
自分に真っ直ぐ手を伸ばして来た。

『MAKIです!』と。  真木勇人さんだ。

もう驚く事さえ出来ない。
こんなにたくさんの人や出来事が一日で。
そのまま三人で話しをしていた。
昔の話しや自分がこれから向かう先の話し。
等々。
貴重な貴重な時間だった。
TED・ADEKAWAさんは次の用事があるためにそろそろ出掛けると言う。
聞けば今日自分に会う時間を作る為にだいぶ苦労させてしまったようだ。

自分は本当に恵まれている。
全てに感謝だ。
TED・ADEKAWAさんからオリジナルTシャツと。
1978年にTED・ADEKAWAさんが撮ったサーフィンムービー。
【SURFING LIFE】のDVDを頂いた。
映画の中の音楽はマイク真木さんが担当したと聞いた。
早く見てみたい。

最後に三人で写真を撮らせて頂いた。



そしてTED・ADEKAWAさんと握手でお別れした。
夢のような時間だった。

*TED・ADEKAWAさん。貴重なお時間をさいていただき本当にありがとうございました。
お会い出来て光栄でした。
ありがとうございました!

さてさて。  そのあと。  勇人さんから。  頂き物をしてしまった。
さらに。
『今日はうちに泊まって行きなよ!』と。
その言葉にまた感激。

でも。  そのご厚意には甘えなかった。
なぜか。  なぜかと言うと。
もう胸がいっぱいいっぱいだった。
さらにこの後に刺激を受けたら。
今日の出来事を消化しきれなくなってしまうから。

*勇人さん。貴重な頂き物、そしてご自宅に招いて下さったそのお気持ち。
嬉しくて嬉しくて。
本当に感謝です。
最後に話していた話し。
実現したらめちゃめちゃ楽しそうです♪
そんな日が来る事を楽しみにしながら、旅を続けていきます!

今日は本当にありがとうございました!

さて。
気持ちの整理をつけなくては次へは進めそうもない。
月明かりの夜の海で今日あった事を思いかえした。

結局。  行き着いたところは。
出会いって凄いなって。

今日は特に。  特にたくさんの方に出会った。
人との出会いは。  偶然ではなく。  初めから決まっているのだろうか。

普段の生活のなかで、一日でこんなにもたくさんの人達に出会う事はない。
旅をしているから?
いや。  違うかも。
もしかしたら。
普段の生活の中でもたくさんの人に出会っているのかも知れない。

ただ。  残念な事に。  その出会いの大切さに。  今まで。
今までは気付いていなかったのかもしれない。

だから。
出会っているのにも関わらず。
見過ごしていたのかも。

【一期一会】
一生で一度しか会えない。  と言う意味ではなく。

出会いを。  人との出会いを。  
一生で一度しか会えないつもりで。  二度と会えないつもりで。
大切に。  誠意を持って。
そういう意味だと思う。

ふと思う。
今までどれだけの出会いを。
無駄にしてきたのかと。  恐ろしくなる。
日常生活では。  また会えるだろう。
と、ついつい思ってしまうが。

旅は違う。  その時。  出会ったその瞬間が全てだ。
そこで。  一期一会の精神で。  出会いを大切にする。
そうする事により。
この先も。  ずっと  繋がっていけると。

では。