第三十五話 “ 踊るあほぅに見るあほぅ ♪ ” 06-1

AM2:38

パラパラ。 → ポツポツ。  → ザーザー。 → バシバシバシバシッ!
と。
突然の大雨。
驚いて飛び起きるも。
こんな状況にもなれてきたのか。
風向きと地面の傾斜を確認し、雨のあたらない場所へ移動。

朝までぐっすり。

目が覚める。
まだ雨はあがらない。
東の空は薄明るい。
少し待てばあがるかも。
と、雨宿りをして時間を潰していると。
昨晩も話した青森から来た田中さんがやって来た。

田中さん。
一目見て善人とわかる生き生きとした表情と、笑顔の人だった。
話しも面白く、夢中になって話すのでついつい引き込まれる。

田中さんも旅をしている。
定年退職し、ある目的の為にだ。

田中さんが旅する目的。
それは40数年前の自分を辿る旅。
田中さんは学生時代に自転車で日本一周。
その時撮った写真を頼りにその場所を探し出し。
同じ場所。
同じ角度でシャッターを切る。

40年前と今と。
変わらないものと変わり行くもの。

この話しを聞き。
素敵だ。
すごい素敵な話しだ!
と思った。



ふと考える。
40年後。
自分が今進んでいるこの道のりを再び歩む。
その時。
一体どれだけのサーフポイントが残っているのかと。
何だか不安になった。

田中さんと話していたら雨が上がって来た。
そろそろ出発だ。
今日は鳥羽からフェリーで伊良湖へ渡る。

伊勢湾フェリー。
今存続が危ぶまれている。
署名活動に微力ながら参加。
このフェリーには思い出がある。
何とか存続して欲しい。
40年後もその先もずっと。
*もし皆さんも理解と機会があれば署名活動に参加して欲しいなと思います!。
一人ではどうする事も出来ない事でも。
みんなで力を合わせれば。
もしかしたら道が開けるかも。

さて。
伊良湖へ到着。
ここからだ。
ここから信じられない事が起きる。
しばらくフェリー乗り場周辺で地図探し。
もらえる地図が見当たらなかったので壁に貼ってある地図をデジカメで高画質撮影。
必要な時にこの画像を見れば地図はいらない。
あちこち見て自転車へ戻る。

と。
そこに。
一人の男性の姿が。
『KAMONといいます!連絡をもらって!』と。
【Bali High】サーファーさんでこのチームの名前を知らない人はいないだろう。
特に伊良湖では。
そのBali Highの副会長。
KAMONさん自らが自分をフェリー乗り場まで出迎えに来てくれたわけだ。

例の如くパニクる。
しかも、ステッカーやチームジャンパーまで頂いてしまった♪
実はこの出来事には二つの力が加わっている。

大阪のMOTOKIさんとサーフィン@マガジンのBUMPさんの力がだ。
伊勢でMOTOKIさんにあった時に驚くべき話しを聞かされた。
『Bali HighのMさんに連絡しておくから、伊良湖着いたらロコポイントに行きなね~♪』

と。
この話し聞いた時の自分の驚きようは想像にお任せする。
それはそれは酷いものだった(笑)

そしてサーフィン@マガジンのBUMPさん。
自分のフェリーの時間を聞いて、Bali Highさんに連絡をしてくれていたわけだ。

サプライズ♪
ひっくりして、心臓止まっちゃいますから(笑)
そして。
さらに。
ビール飲むか♪
とKAMONさん。

お天道様の高い内から海を見ながら乾杯♪



さらに!
近くのおばちゃんの営むお店で。
大アサリとラーメンと○ールをご馳走になってしまった。





これがすごい美味しくてびっくり!!
皆さんも伊良湖に行ったら先端のおばちゃんのお店で大あさりとラーメンをぜひ!
お腹いっぱい幸せいっぱいになっていると。
これまたBali HighさんのYUKIさん合流。



すご~く楽しい時間を過ごさせて頂いた。
KAMONさんYUKIさん本当にありがとうございました!!

その後。
なぜか(?)ふらふらしながら少し移動。
そして今度はサーフィン@マガジンのBUMPさんと初合流♪



夕方から日がくれるまで色んな事を話した。
この先の自分の進むべき道のヒントがたくさん隠れている気がした。

またしても。
ご飯をご馳走になってしまった♪



BUMPさんまた会いましょうね!ありがとうございました!
MOTOKIさん!
本当に感謝します!

さてさて。
明日。
一体どんな事が起きるのか…
期待と不安?が入り混じる。
踊るあほぅに見るあほぅ♪
同じあほなら踊らにゃ損♪損♪

この出会いに感謝しつつも。
驚いてばかりでなく。
もうこれは。
楽しまなきゃ損♪損♪です(笑)

ではまた!