第二十三話 “ 土足禁止 ” 05-20

昨日は雨&風にまいってしまい、格安の民宿に素泊りした。

素泊まりなのになぜか夕食をご馳走になってしまう♪



女将さんが
『洗濯物とかあるんか?』と。
乾燥機までかけてくれた。
これには本当に助かった。

女将さんありがとうございました!

洗濯も終わり、身の回りの整理も終わり、さて寝るか!と思ったが、以前から頼まれていた島ぞうりをほりほり♪

眠い…
ぐぅぐぅ。
ほりほり♪
何とか完成。



Sさん。
遅くなっちゃいましてすみませんm(__)m
沖縄のシーナサーフに送っておきますね!

朝起きる。
布団に枕なんて屋久島依頼だった(笑)
しかし、体が寝袋に慣れてしまったのか、首を寝違える(泣)

さて出発。
今は曇っているが、午後には晴れるらしい。
パラパラ。
ポツポツ。
雨だ。
本当に天気予報はあてにならない。
結局、今日もカッパ姿でチャリを漕ぐ。

10時頃、Oポイントへ到着。
一人だけサーファーさんの姿がある。
サイズは腹セット胸位あるが割れづらい波。
だが、さすがにローカルさん。

渋いシングルフィンで、たまに来る波を見事に捕らえ乗っている。



朝一入っていたと思われるサーファーさんがいたので情報収集。
今は上げいっぱい。(満潮)
潮が引きはじめる迄はあまり良くないらしい。

一時間位ぼけっ~と海を眺める。
たまに波チェックにくるローカルさんと話しをする。
『あの辺りには岩が少しあるけど、まぁ沖縄で波乗りしてたなら大丈夫だよ(笑)』と、ありがたい情報ゲット。

ここまでの高知のポイントは比較的他府県からのサーファーさんの姿もあったがここは絶対ローカルオンリーって訳ではないが、かなりローカル色が強い雰囲気だ。
昔、某ポイントで見て以来のローカル小屋まである。
でも皆さんすごく優しい。
質問攻めに会うこともしばしば。

さて。
少し潮が引いてきたのか、若干波が良くなってきた。
波チェックしながら談笑しているローカルさんに。
『おじゃまします!』と声をかける。
『おう!いってらっしゃい!』とローカルさん。

トコトコビーチを歩いていると、さっきまでは気づかなかったが、ここは河口ポイントだった。
波打際には玉石がゴロゴロと。
しかもショアブレイクがかなりキツイ。
タイミングを見計らってゲット。
沖にいるローカルさんに挨拶をしてしばらく様子見。
川から流れ込む水で水温かなり低め。

ポイントをキープしつつ波を待つ。

来た!
と、パドルをするが乗れない。

次の波。
また乗れない。

その次もまたその次も。
そうしている間に一人また一人とローカルさんが入って来た。
来る人来る人に挨拶。
『おじゃましましてます!』と。

それにしてもローカルさん。
ここの波のコツを知っている。
スイスイ波に乗って行く。
『ど~しよ。このまま一本も乗れなかったら…』
と泣き言を言いながら待つ。
乗れそうな波を待つ。

来た!
キタキタ!
ローカルさんもピーク付近にはいない!
チャンスだ~!

全力でパドル。
板が滑りだした!
テイクオフっ!

乗れた!

横に抜けようとするとまだとろい感じなので、少しターンで溜める。
フェイスに合わせて走る。
いい波だ!!
注)↑言う程上手くありません。
と思っていると!
インサイドに行けば行く程、海面に大きな玉石がゴロゴロと透けて見える。


ギャァァァ長音記号1

きついショアブレイクにプルアウトも出来ず…
そのまま玉石の転がる波打際にダイブした。
ローカルさんは大した事ないよって言ってたけど…
幸いな事に板も自分も無事だった。

その後も必死で頑張って何とか3本乗った。
2時間近くで4本。
ローカルさんの邪魔をしないようにしないように気をつけながら。

海から上がると。
ローカルさんが『もう入んないの?』と。
『いや~もう十分です!ありがとうございました!』と。

本当にすごく満足だった。
ローカルさんが大事に大事にしているポイントに入れてしかも波にも乗れた訳だから♪
たまにビジターサーファーさんとローカルさんとのトラブルを聞くこともある。
ローカルさんからすれば自分達が大切にして守っているポイントへ極一部の人達だが、ルールを無視して好き勝手にやる訳だ。
例えるなら自分の部屋に行きなり見ず知らずの人が土足で入り込み好き勝手にやるわけだ。
これは良くないと思う。
波に乗らせてもらっている。
自然にも人にも。
ついつい話しが長くなってしまった。

さてさて。






その後またしばらくローカルさんと談笑の後、移動して生見に到着。
するもスルー。

2キロ程先のキャンプ場へ移動。
ここをベースにして、あわよくば二日間生見で波乗り計画。
という訳で、明日の朝一で生見におじゃまします!

ではまた!

~高知県東洋町付近より~